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2012.02.25 友部正人「 生きていることを見ているよ」@JUKE JOINT

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迷わず 旅人となるために
外は春の雨が降っていて、少し時間が押して始まったライブは、今まで見たこともないくらいの多くのお客さん。
友部さんの歌を聴きに出かけました。

いつものようにギターといくつかのハープを伴って現れた友部さんは、きらきらしたまっすぐな目をされていて、それを見ただけで鼓舞されたような気になるから不思議です。
小ぶりなギターは何だか見覚えのない形で、とてもぴかぴかしているなあと思っていたら、なんと今日初披露の新しいギターとのこと。
HEADWAYのカッタウェイの入った落ち着いた色味のもので、ボディとサウンドホールに白い縁取りがしてありました。
途中演奏中に1弦がぱちんと切れてしまい、友部さんは「…わかっちゃいました?」と照れくさそうにしながら眼鏡をかけ、予備の弦に替えながらちょっと長めの世間話。
ギターの弦をあまり換えないようにしてるとのこと。
ギターを始めようかと思っているんです、という年配の男性の声に「いいギターを手に入れてください、違いますよ」なんて。
張替えた後の音に「でも、新しい弦もいい音ですね、明日の佐賀のライブまでに全部替えておこう」とまぜっかえされて思わず笑ってしまいました。


・地獄のレストラン
・老人の時間 若者の時間
・生きていることを見ているよ
・朝はエレベーターに乗ってやってくる
・言葉の森
・歌は歌えば詩になっていく
・金もないが悩みもない
・愛について
・僕のこと君にはどう見えるのか

・タブロイド・ウォーター・ブルース
・仲のいい二人
・日本に地震があったのに
・弟の墓
・どうして旅に出なかったんだ
・手袋と外国コイン
・ダンスホール
・おしゃべりなカラス
・一本道
・新曲?(僕の田舎は日本です、で始まる)
・つばめ

アンコール
・1302
・夜よ、明けるな


「地獄のレストラン」の明るい童話のようなリズム、「言葉の森」の独特の視点、初めて聴いた「金もないが悩みもない」。
「どうして旅に出なかったんだ」は、どれだけ歌詞を覚えていても、友部さんの声で歌われると毎回衝撃的です。
その次の「手袋と外国コイン」との間に
「つぎは、旅に出たクリーニング屋さんのうたを歌います」
と前置きをされて、それがとても優しい声に聴こえて、ぐっときてしまいました。

のっぽの女性から冬に預かったダウンのコートのポケットには、手袋と外国のコインが入っていた
秋になって女性がコート取りに来たときに、クリーニング屋さんはクリーニング店の鍵を女性に渡して、バスに乗って旅に出る…という歌。
ポケットの中の忘れ物がクリーニング屋さんの心のどんなところに入り込んで旅を決意させたのか、女性がコートを取りにくるまでの長い時間の中で何を想っていたのか、様々な解釈が出来る歌です。

現代詩手帖2月号で「友部正人小詩集」として、レコーディングされていない歌が詩として紹介されています。
「朝はエレベーターに乗ってやってくる」「タブロイド・ウォーター・ブルース」など、ライブで披露されているけれど、それ以外で形になっていない歌が5編。
昨年のライブで「まだ題名がないんです」と言われていた曲は「1302」というタイトルとして掲載されていました。
サビで歌われる情景がしみじみと美しくて、ライブ後に切れ切れの単語をノートに走り書きして残していました。
それが形になったことが嬉しくて、書店を回ってようやく手に入れた現代詩手帖を何度も読み返して臨んだ今回のライブ。

アンコールで「何を歌いましょうか」とよびかけられた時に「1302をお願いします!」と自分でも驚くような早さで口に出してしまい、後で恥ずかしくなりました…orz。
ごめんなさい、目の前で即答されて、友部さんびっくりしてませんでしたでしょう、か…(覚えてない)。
「まだレコーディングしてない歌なんです。雑誌読んでくれたんですね、それをやりましょう!」
顔を上げたらにこっと笑ってそういってもらえて、本当に、ありがたかったです。
震災の混乱から未来の日常を見つめる恋人たちを示唆しているような、美しい歌です。
色んなひとに聴いてほしいと思います。

「昨年は新譜を作らなかったから、在庫を1枚ずつ持ってきました」
物販で探していたCDを手に入れる幸運にも恵まれました。
売れ行きも好調で、次のライブ会場では売るものがなくなるんじゃないかという位。

現代詩手帖の「1302」のページにサインを頂きました。
私が「ありがとう」をいう前に、友部さんが「ありがとう」と手を差し出してくださいました。
本もCDもこのライブの時間も、全部の感謝をまとめて、がっしりとした手のひらと握手してきました。
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Private :

随所から 友部正人さんのあたたかい雰囲気が伝わってきます。
真島昌利に多大な影響を与えたアーティストの一人でもある友部さん。
今まで、そしてこれからの活躍も要チェックですね。

突然ですが、5000アクセス突破おめでとうございます!
記念にどうぞ→ http://twitpic.com/8rsu96

ワッキーさん

う、うわあああー!
真島さんが、真島さんが笑顔で祝ってくれた!
素敵なイラストをありがとうございます!
コメント欄に埋めてしまうわけにはいかない、次の記事で自慢させていただきますっ。

真島さんのキャスケットは大きいですよね、今あのサイズを探してもなかなかお目にかかれません。
頭と帽子の間でひよこ1匹くらいは飼育できそうです。
ワッキーさんの「バンダナまきまきしていない」真島さんも素敵だなあ…。

これからもあちこち出向いては更新して続けていくつもりです。
ほんとうに、ありがとうございました!
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Painterと透明水彩が相棒です
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